毎年のことながら12月から1月は大学教員にとって繁忙期である。
卒論やら院生の学位論文の執筆指導はもちろんのこと、自分の担当授業の成績付けをやったり、各種研究費の計画書や報告書を書かないといけなかったり、学外の学会活動の仕事もそれなりに降ってきたりする。
卒論等のデータをたくさん取るので装置も壊れて、その修理対応に追われたりもする。
卒業はしないM1D1くらいの子たちもそろそろ研究を周回軌道にちゃんと乗せてあげないといけない時期でもある。
やってもやってもなかなか仕事が終わらなかったり、実験や修理が失敗に終わることも多い。
それでも毎日少しずつでも前に進むことが大切だと思っている。
毎日1歩でも前に進んでいれば、紆余曲折はあるかもしれないが、いずれ花が開く(仕事のゴールにたどり着く)日が必ずやってくる。
実際、2年前に立ち上げたノウハウゼロの新しい研究が担当の学生とああでもないこうでもないと失敗を繰り返しながら2年がかりでやっと芽が出てきた。
何度も夢に実験が上手くいく光景が出てきて、目が覚めてからがっかりすることがあったが、ついに夢が現実となった。
これまでデータがゼロに近かった子が次々意味のある結果を出して来たのだ。
今回は完全に新しい研究だったこともあって、今までの中で一番時間と労力がかかっているが、似たようなことはこれまで沢山見てきた。
結局は挫折を繰り返しながらも物事を諦めなかった人が勝つのだと思う。
これからもただ愚直に前を向いて毎日1歩1歩前に進み続ける。